ハラスメント対策の基礎知識:セクシャルハラスメント

セクハラとは

そもそも、セクシュアル・ハラスメントとは、どのような行為を指すのでしょうか。
一般的には「相手の意に反した性的な言動によって相手を不快にさせること」として考えられています。
セクハラは長らく男性から女性への性的な差別行為とされてきましたが、2007年の男女雇用機会均等法改正法の施行によって「男性、女性に関わらず性的な差別行為」がセクハラとなりました。これは女性から男性への差別行為を禁止する法律がなかったこともありますが、女性の社会進出によって、女性上司と男性の部下という構図でのいわゆる逆セクハラに対して法律的な裏づけがなされたものです。
もちろん男性から男性、女性から女性への、相手を不快にさせる性的な言動はセクハラとなりえます。

 

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環境型のセクハラ

環境型のセクハラとは、女性(男性)として働きづらい環境を作ることです。この場合の環境とは、待遇・言葉・視線・性的働きかけのことを指します。また、これらは直接な場合意外にも、噂などを流すことによって間接的に被害を与える場合などもあります。
セクハラ被害は件数でいえば、圧倒的にこの「環境型のセクハラ」に属しています。また、加害者にセクハラをしているという意識がない場合が多いのもこの「環境型のセクハラ」の特長ともいえます。

 

環境型のセクハラ一例
 ・必要もなく身体に触れる
 ・猥談や性的な冗談で相手をからかう
 ・身体的特徴(スリーサイズなど)を聞いたり話題にする
 ・身体をじろじろと眺める
 ・不特定多数の異性と遊び回っているなど性的なうわさ話やデマを吹聴する
 ・水着やヌード写真が載っている雑誌等を見せたり、見えるところで読む。
 ・水着やヌード画像を職場でPCの壁紙にする。
 ・食事やデートに執拗に誘う

 

対価型・代償型のセクハラ

対価型代償型のセクハラとは、今よりも良い快適な労働条件等と引き替えに性的な行為を求める行為・言動のことです。また、応じない場合は、不利な環境に陥れたり、そう見せかけ関係を強要するものです。
例としては、「昇進や仕事上の便宜を図る見返りに性的な関係を強要する」ことが挙げられます。社内での出世・昇進に関わることだけでなく、取引先との付き合いで便宜を図る見返りを求めること、この対価型・代償型のセクハラにあたるでしょう。
また、「職場の飲み会や接待などでホステス的な役割を強要する」ことも「対価型・代償型のセクハラ」のセクハラにあたることがあります。ホステス役を拒んだ場合に不利な状況に陥れたり、断れない状況に追い込んではいけないのです。

 

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